2009.6.27
「店頭における購買行動 〜従来のインタビュー手法とエスノグラフィの比較〜」
従来、『なぜその商品を買ったのか?買わなかったのか?』という購買要因を把握する調査方法の一つとして、グループインタビューが利用されてきました。
しかし、昨今『従来の手法で生活者に聞いても、買物の真実は引き出せないのではないか?』という疑問から、様々な企業が新たな観察法やインタビュー法を模索・研究しています。

そのような流れの中でも、「購入シーン」に特化して“従来のグループインタビュー”と“新たな調査方法”を比較してそれぞれの利点・懸念点はまだ明確に整理されていない状況でした。

そこで弊社では、購買要因の把握において、(1)購入現場で直接購買行動を観察する方法(エスノグラフィー)と、(2)購買現場以外の場所(座談会室など)においてインタビューする形式で行なった場合のそれぞれの方法のメリット・デメリットを検証しました。

* 今回の研究では、エスノグラフィーの定義を「社会学・民族学的な長期に渡った観察」ではなく、「実務的マーケティングへの活用という観点での観察を中心としたフィールドワーク」としています。


同一人物にエスノグラフィーとフォーカスグループインタビュー(FGI)を実施することで、FGIでの発言と実際の行動の差や、各調査方法のメリット・デメリットが明らかになりました。


「店頭における消費者の購買行動〜従来のインタビュー手法とエスノグラフィーの比較〜」発表資料
スライドのP7、P9、P11、P12で下記の映像を合わせてご覧下さい。

■ケース1
 [Movie 1] ビール売場以外では『赤い文字の価格の札』を中心に安いものを見て歩いていたのに…!?
 [Movie 2] 後日行ったインタビューの模様
■ ケース2
 [Movie 3] インタビューでは缶の絵の感じがおいしそうなものを重視しているという対象者
 [Movie 4] 後日行ったビール売り場での買物の様子は…!?



2008.11
「大学生(ワカモノ)の環境意識から効果的な企業の環境活動PRのヒントを探る」
各企業は実利につながる、もしくは企業イメージアップにつながる効果的なCSR活動を模索しています。しかし、今のワカモノには企業の活動があまり効果的に受け取られていない可能性があります。

そこで、彼ら(ワカモノ)の日常から環境意識・社会貢献意識と、その価値観形成の背景から、企業のCSRの新しい可能性を探ることを目的として、大学生専門調査会社“はじめの壱歩”と共同研究を行いました。

「環境活動や社会貢献活動に関心の強いグループ」「環境活動や社会貢献活動に関心・意識はあるが、行動に移していないグループ」を対象に以下の検証を行いました。

(1)対象者の環境活動・社会貢献意識を明らかにする、またその意識形成のタッチポイント(情報の源泉)を探る
(2)環境活動・社会貢献意識と、現実的な購買との関連性、現時点で、企業の環境活動PR戦略が実際の購買につながっているのかどうかを聞き出す
(3)環境意識が割合高い人を取り囲む環境の背景と、そうでない人を取り囲む環境の背景にどのような違いがあるのかを検証する

その結果、企業が今後ターゲットとしていくべき層が明らかになりました。


「大学生(ワカモノ)の環境意識から効果的な企業の環境活動PRのヒントを探る」調査レポート



2007.3.15 
「なぜ広告作りにリサーチを活用できていないのか?」
マンゴプランニング(株)代表、飯田明子と複数のリサーチャーによる共同研究結果を約1時間にわたり発表しました。現状報告にとどまらず、リサーチの更なる活用と可能性についての提案を行ない、聴衆の方々から反響をいただきました。

発表内容の詳細については、直接弊社までお問い合せ下さい。



2006.6.13 
「広告作りのための定性調査活用法」